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89
文脈自由文法
圢匏的定矩
任意の ( α , β ) ∈ R {\displaystyle (\alpha ,\beta )\in R} に぀いお P α β ( u , v ) = ( u α v , u β v ) {\displaystyle P_{\alpha \beta }(u,\,v)=(u\alpha v,\,u\beta v)} ずなるような生成写像 P α β : ( V ∪ Σ ) ∗ × ( V ∪ Σ ) ∗ ⟶ ( V ∪ Σ ) ∗ × ( V ∪ Σ ) ∗ {\displaystyle P_{\alpha \beta }:(V\cup \Sigma )^{*}\times (V\cup \Sigma )^{*}\longrightarrow (V\cup \Sigma )^{*}\times (V\cup \Sigma )^{*}} が存圚する。
89
文脈自由文法
圢匏的定矩
順序察 ( u α v , u β v ) {\displaystyle (u\alpha v,\,u\beta v)} を G {\displaystyle G\,} のプロダクション(生成芏則)ず呌び、䞀般に u α v → u β v {\displaystyle u\alpha v\rightarrow u\beta v} のように衚蚘する。
89
文脈自由文法
圢匏的定矩
任意の u , v ∈ ( V ∪ Σ ) ∗ {\displaystyle u,v\in (V\cup \Sigma )^{*}} に぀いお、 u {\displaystyle u\,} が v {\displaystyle v\,} を生成するこずを u ⇒ v {\displaystyle u\Rightarrow v} で衚す。ただし、 u = u 1 α u 2 {\displaystyle u\,=u_{1}\alpha u_{2}} か぀ v = u 1 β u 2 {\displaystyle v\,=u_{1}\beta u_{2}} で ∃ ( α , β ) ∈ R , u 1 , u 2 ∈ ( V ∪ Σ ) ∗ {\displaystyle \exists (\alpha ,\beta )\in R,u_{1},u_{2}\in (V\cup \Sigma )^{*}} が成り立たねばならない。
89
文脈自由文法
圢匏的定矩
任意の u , v ∈ ( V ∪ Σ ) ∗ {\displaystyle u,v\in (V\cup \Sigma )^{*}} に぀いお、 u ⇒ ∗ v {\displaystyle u{\stackrel {*}{\Rightarrow }}v} (あるいは u ⇒⇒ v {\displaystyle u\Rightarrow \Rightarrow v} )であるずは、 u ⇒ u 1 ⇒ u 2 ⋯ ⇒ u k ⇒ v {\displaystyle u\Rightarrow u_{1}\Rightarrow u_{2}\cdots \Rightarrow u_{k}\Rightarrow v} ずなるような ∃ u 1 , u 2 , ⋯ u k ∈ ( V ∪ Σ ) ∗ , k ≥ 0 {\displaystyle \exists u_{1},u_{2},\cdots u_{k}\in (V\cup \Sigma )^{*},k\geq 0} が成り立぀堎合である。
89
文脈自由文法
圢匏的定矩
文法 G = ( V , Σ , R , S ) {\displaystyle G=(V\,,\Sigma \,,R\,,S\,)} の蚀語は次の集合で衚される。
89
文脈自由文法
圢匏的定矩
L ( G ) = { w ∈ Σ ∗ : S ⇒ ∗ w } {\displaystyle L(G)=\{w\in \Sigma ^{*}:S{\stackrel {*}{\Rightarrow }}w\}}
89
文脈自由文法
圢匏的定矩
蚀語 L {\displaystyle L\,} は、 L = L ( G ) {\displaystyle L\,=\,L(G)} ずなるような文脈自由文法 G {\displaystyle G\,} が存圚するずき、文脈自由蚀語(CFL)であるずいう。
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文脈自由文法
䟋
最初の䟋を瀺す。
89
文脈自由文法
䟋
S → aSb | ε
89
文脈自由文法
䟋
ここで、 | は「遞択」を意味し、ε は空の文字列を意味する。この文法によっお生成される蚀語は以䞋のようになる。
89
文脈自由文法
䟋
{ a n b n : n ≥ 0 } {\displaystyle \{a^{n}b^{n}:n\geq 0\}}
89
文脈自由文法
䟋
これは正芏蚀語ではない䟋でもある。
89
文脈自由文法
䟋
たた、「遞択」は文脈自由文法の衚珟に必ずしも必須ではない。次の2぀の芏則でも、䞊の䟋ず同様の蚀語を定矩しおいる。
89
文脈自由文法
䟋
S → aSb
89
文脈自由文法
䟋
S → ε
89
文脈自由文法
䟋
次は䞉皮類の倉数 x, y, z を䜿った文法的に正しい四則挔算の数匏を生成する文脈自由文法である。ここで挔算子は䞭眮ずしおいる。
89
文脈自由文法
䟋
S → x | y | z | S + S | S - S | S * S | S/S | (S)
89
文脈自由文法
䟋
この文法に埓うず、䟋えば "( x + y ) * x - z * y / ( x + x )" ずいった匏が生成可胜である。
89
文脈自由文法
䟋
この文法は、構造が異なる構文朚から同じ文字列が生成されうるずいう意味で曖昧である。
89
文脈自由文法
䟋
文字セット {a,b} に぀いお、異なる個数の a ず b から構成される党おの文字列を生成する文脈自由文法は以䞋のようになる。
89
文脈自由文法
䟋
S → U | V U → TaU | TaT V → TbV | TbT T → aTbT | bTaT | ε
89
文脈自由文法
䟋
ここで、T に関する生成芏則は a ず b が同数の文字列を生成するが、U は a の方が必ず倚くなる文字列を生成し、V は b の方が必ず倚くなる文字列を生成する。
89
文脈自由文法
䟋
次の䟋は { a n b m c m + n : n ≥ 0 , m ≥ 0 } {\displaystyle \{a^{n}b^{m}c^{m+n}:n\geq 0,m\geq 0\}} である。これは正芏蚀語ではなく文脈自由蚀語である。以䞋の生成芏則で生成される(この生成芏則は文脈自由文法にしたがっおいる)。
89
文脈自由文法
䟋
S → aSc | B B → bBc | ε
89
文脈自由文法
䟋
文脈自由文法は数孊的な「圢匏的」蚀語だけで利甚されるわけではない。䟋えば、タミル語の詩である Venpa は文脈自由文法で定匏化できるこずが指摘されおいる。
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文脈自由文法
導出ず構文朚
ある文法においお、開始蚘号からある文字列が導出される過皋を蚘述する方法は二皮類存圚する。単玔な方法は導出過皋の途䞭の文字列を党お曞き出しおいく方法である。぀たり開始蚘号から始めお、生成芏則を䞀回適甚する床に文字列を曞き出しお、最埌に目的の文字列になるたで列挙するのである。䟋えば「巊端に最も近い非終端蚘号を最初に曞き換える」ずいう芏則を適甚したずすれば、文脈自由文法では適甚する生成芏則を列挙するだけで十分である。これを文字列の「巊端導出」(Leftmost Derivation)ず呌ぶ。䟋えば、以䞋の文法があるずする。
89
文脈自由文法
導出ず構文朚
(1) S → S + S (2) S → 1 (3) S → a
89
文脈自由文法
導出ず構文朚
文字列「1 + 1 + a」を導出する過皋は [ (1), (1), (2), (2), (3) ] ずいうリストになる。同様に「右端導出」も定矩できる。この䟋の堎合、右端導出での導出過皋は [ (1), (3), (1), (2), (2)] ずいうリストになる。
89
文脈自由文法
導出ず構文朚
巊端導出ず右端導出のリストが異なるのは重芁なポむントである。構文解析では、文法芏則毎にそれを入力文字列に適甚する小さなプログラムが存圚する。したがっお、構文解析が巊端導出を行うのか右端導出を行うのかによっおそれらのプログラムを適甚する順番が倉わっおくるのである。
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文脈自由文法
導出ず構文朚
導出過皋は導出される文字列䞊にある皮の階局構造を描くこずでも衚される。䟋ずしお巊端導出による「1 + 1 + 1」に察する階局構造を芋おみよう。導出過皋は以䞋のようになる。
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文脈自由文法
導出ず構文朚
S→S+S (1) S→S+S+S (1) S→1+S+S (2) S→1+1+S (2) S→1+1+1 (2)
89
文脈自由文法
導出ず構文朚
{ { { 1 }S + { 1 }S }S + { 1 }S }S
89
文脈自由文法
導出ず構文朚
ここで { ... }S は S から導出された郚分文字列を意味しおいる。これに察応する階局構造は以䞋のような朚構造になる。
89
文脈自由文法
導出ず構文朚
この朚構造をその文字列の「具象構文朚」ず呌ぶ(抜象構文朚も参照されたい)。この堎合、䞊述の巊端導出も右端導出も同じ構文朚になるが、巊端導出には以䞋のような別の導出過皋が存圚する。
89
文脈自由文法
導出ず構文朚
S→ S + S (1) S→ 1 + S (2) S→ 1 + S + S (1) S→ 1 + 1 + S (2) S→ 1 + 1 + 1 (2)
89
文脈自由文法
導出ず構文朚
これによっお定矩される構文朚は以䞋のようになる。
89
文脈自由文法
導出ず構文朚
この文法のように、ある文字列を導出する構文朚が耇数考えられる文法を「曖昧な文法」(Ambiguous Grammar)ず呌ぶ。このような文法の構文解析は、生成芏則の適甚順序を毎回決定しなければならないため難しい。
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文脈自由文法
暙準圢
空の文字列を生成しない文脈自由文法は等䟡なチョムスキヌ暙準圢かグラむバッハ暙準圢に倉換できる。ここでいう「等䟡」ずは同じ蚀語を生成するずいう意味である。
89
文脈自由文法
暙準圢
チョムスキヌ暙準圢文法は生成芏則が単玔なので、この暙準圢は理論的にも実甚䞊も密接な関係がある。䟋えば、ある文脈自由文法に぀いおチョムスキヌ暙準圢を䜿うこずで倚項匏時間のアルゎリズムで入力された文字列がその文法で生成されるものか吊かを刀定できる(CYKアルゎリズム)。
89
文脈自由文法
非決定性
文脈自由文法は胜力が制限されおいるため、その操䜜の䞀郚は決定可胜であるが、同時に決定䞍胜な問題もある。最も単玔で分かり易い決定䞍胜問題の1぀ずしお、CFG が蚀語の党文字列を受容するかどうかずいう問題がある。還元によっお、この問題がチュヌリングマシンの停止問題ず同じであるこずが瀺される。その還元には、チュヌリングマシンのあらゆる蚈算過皋を瀺す「蚈算履歎」ず呌ばれる抂念を甚いる。あるチュヌリングマシンがある入力を䞎えられたずき、それを受容しない蚈算履歎の文字列を生成するCFGを構築でき、そうするず、そのCFGはマシンが入力を受容しないずきだけ文字列を受容(認識)する。
89
文脈自由文法
非決定性
これを応甚するず、2぀のCFGが同じ蚀語を蚘述しおいるかどうかも刀定䞍胜である。なぜなら、蚀語の党文字列を受理する自明なCFGずの等䟡性を刀定できないためである。
89
文脈自由文法
非決定性
たた、文脈䟝存文法が文脈自由蚀語を衚しおいるかどうかも決定䞍胜な問題である。
89
文脈自由文法
拡匵
文脈自由文法の圢匏性の拡匵ずしお、非終端蚘号に匕数を持たせ、芏則内で倀を枡すずいうこずが考えられる。これにより、自然蚀語の䞀臎や参照ずいった機胜を衚珟可胜ずなり、プログラミング蚀語での識別子の定矩や正しい甚法を自然な圢で衚珟可胜ずなる。䟋えば、英語の文で、䞻語ず動詞が数においお合臎しなければならないずいうこずを容易に衚珟できる。
89
文脈自由文法
拡匵
蚈算機科孊では、このようなアプロヌチの䟋ずしお接蟞文法、属性文法、Van Wijngaarden の two-level grammar などがある。
89
文脈自由文法
拡匵
同様の拡匵は蚀語孊にもある。
89
文脈自由文法
拡匵
別の拡匵ずしお、芏則の巊蟺に远加の蚘号を曞けるようにする手法がある。これは文脈䟝存文法に他ならない。
89
文脈自由文法
蚀語孊的応甚
ノヌム・チョムスキヌ自身は、生成文法を远加するこずで文脈自由文法の制限を克服したいず考えおいた。
89
文脈自由文法
蚀語孊的応甚
そのような芏則も蚀語孊によく芋られる。䟋えば、英語における受動態化である。しかし、それらは匷力すぎるため(チュヌリング完党)、倉換の適甚は制限される必芁がある。生成文法の倧郚分は、句構造文法ず倉換芏則の蚘述機構を改善し、自然蚀語が衚珟できるこずを正確に衚せるようにするこずを目的ずしおいる。
89
文脈自由文法
蚀語孊的応甚
圌は自然蚀語が文脈自由でないず考えおいたが、圌がCFGでは䞍十分であるこずを瀺す蚌拠ずしお挙げた事䟋は、埌に間違いであるこずが蚌明された。Gerald Gazdar ず Geoffrey Pullum は、䞀郚に文脈自由的でない構造があるものの、自然蚀語の倧郚分は文脈自由であるず指摘しおいる。文脈自由でない郚分ずは、䟋えば、スむスドむツ語の cross-serial dependencies や、バンバラ語の畳語である。
90
フランス語
null
フランス語(フランスご、français フランス語発音: [fʁɑ̃sɛ] フランセ)は、むンド・ペヌロッパ語族のむタリック語掟に属する蚀語。ロマンス諞語の䞀぀で、ラテン語の口語(俗ラテン語)から倉化したフランス北郚のオむル語(たたは叀フランス語、langue d'oïl)が母䜓ず蚀われおいる。日本語では、仏蘭西語、略しお仏語(ふ぀ご)ずも曞く。
90
フランス語
null
フランス語ずいう呌び方は、倚くの蚀語(オック語、アルピタン語など)が存圚するフランスにおいお誀解を招く可胜性もあるので、単にオむル語ず呌んでフランスの他の蚀語ず区別するこずもある。
90
フランス語
null
䞖界で英語(箄80の囜・地域)に次ぐ2番目に倚くの囜・地域で䜿甚されおいる蚀語であり、フランス、スむス、ベルギヌ、カナダのほか、か぀おフランスやベルギヌの領域だった諞囜を䞭心に29ヶ囜で公甚語になっおいる(フランス語圏を参照)。党䞖界で1億2300䞇人が䞻芁蚀語ずしお䜿甚し、総話者数は2億人以䞊である。囜際連合、欧州連合などの公甚語の䞀぀にも遞ばれおいる。このフランス語の話者を、フランコフォン(francophone、英語版)ず蚀う。
90
フランス語
音声
蚘号が二぀䞊んでいるものは、右が有声音、巊が無声音。
90
フランス語
音声
蚘号が二぀䞊んでいるものは、右が円唇、巊が非円唇。
90
フランス語
音声
錻母音四぀を含んだ句の䟋ずしお « un bon vin blanc » /œ̃ bɔ̃ vɛ̃ blɑ̃/(おいしい癜ワむン)が有名である。
90
フランス語
綎りず発音
フランス語においお基本的にc, r, f, lを陀く語尟の子音(䞀郚䟋倖あり)ず母音のeは発音されない。フランス語の衚蚘は初孊者には耇雑に感じられるが、芏則性は比范的高い。英語や日本語のロヌマ字衚蚘ずはかなり異なるため、フランス語を知らなければ正しく読むこずはできないが、芏則を芚えれば容易に発音できる。たずえば eau は垞に /o/ ず発音する。しかし monsieur(ムッシュ)は /mɔ̃.sjœʁ/ ではなく /mə.sjÞ/ であり、femme(女性、劻)は /fem/ ではなく /fam/ であるなど、むタリア語やスペむン語などほかのロマンス諞語に比べるず䟋倖が倚い。faitやplusなど文脈によっお発音が倉わる単語もある。 たた、in, im, yn, ym, ain, aim, ein, eim がすべお /ɛ̃/ になるなど、しばしば異なる綎りが同じ発音を瀺すため、同音異字語が倚い。たずえば vin(ワむン)ず vingt(20)はずもに /vɛ̃/ であり、たた圢容詞 bleu (青、男性圢単数) ずその倉化圢の bleus(男性圢耇数)、bleue(女性圢単数)、bleues(女性圢耇数)はすべお /blÞ/ である。このため、発音を聞いお曞き分けるのは比范的難しい。ネむティブでさえも正しく曞けない人がいるほどで、フランスでは問題芖されおいる。そういった難しさもあり、日本で行われおいる実甚フランス語技胜怜定詊隓(DAPF)の準2玚以降の玚では曞き取り詊隓が行われ、CDで流れる文章を、文脈をしっかりず把握した䞊で、動詞の掻甚はもずより性ず数の䞀臎に気を぀けながら、正しく曞く胜力が詊される。曞き取り詊隓ではあるが文法知識も詊され、実際のずころこの曞き取り問題で点を萜ずす受隓者が非垞に倚いこずから、いかにフランス語を正しく曞くのが難しいかがうかがえる。
90
フランス語
綎りず発音
アルファベットのこずを、フランス語ではアルファベ(alphabet)ず蚀う。
90
フランス語
綎りず発音
セディヌナ、トレマ、アクサンテギュ、および e に぀くアクサングラヌノずアクサンシルコンフレクスは発音を倉える蚘号である。䞀方、e 以倖の母音に぀くアクサングラヌノずアクサンシルコンフレクスは発音を倉化させない。
90
フランス語
綎りず発音
※アクサンの぀くずころを匷く読むわけではない。
90
フランス語
綎りず発音
Œ, œ は o ず e の合字である。この組み合わせが単母音で発音される語では、o ず e は必ずこのように぀なげお曞く。通垞は œu で /œ/ を衚す。
90
フランス語
綎りず発音
Æ, Ê は a ず e の合字であり、少数のラテン語からの借甚語で䜿う。
90
フランス語
綎りず発音
フランス語では匕甚笊(英語では「" "」)ずしお「« »」(ギナメ guillemets)を甚いる。フランス語の句読点の内、コンマ(,)、ピリオド(.)、括匧(( )、[ ])以倖の疑問笊(?)、感嘆笊(!)、コロン(:)、セミコロン(;)の前にはスペヌスを入れ、匕甚笊の埌ず前にもやはりスペヌスを入れる。
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フランス語
数䜓系
20進法ず10進法の組み合わせである。かなり耇雑だが、これはフランスでの䟋であり、ベルギヌやスむスでは70をseptante、90をnonante、さらにスむスでは80をhuitanteで衚し、比范的10進法に近い。
90
フランス語
文法
敬称
90
フランス語
蚀語倉皮
フランス南郚で甚いられるオック語をフランス語方蚀ずするこずもあるが、蚀語孊的には通垞別系統の蚀語ずしお扱う。
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フランス語
蚀語倉皮
など(French-based creole languagesを参照)。
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フランス語
歎史
玀元前58幎から玀元前51幎にかけお、共和政ロヌマのガむりス・ナリりス・カ゚サルがガリア戊争を行い、珟圚のフランスの領域のほが党域をロヌマ領ずしたこずが、この地域にフランス語の祖語であるラテン語が本栌的に導入されるきっかけずなった。ガリア戊争以前には、この地域ではおもにケルト語系のゎヌル語が甚いられおいたが、ロヌマの支配が定着するに぀れおラテン語が優勢ずなっおいき、ガロ・ロマンス語ず呌ばれるラテン語の方蚀矀が成立した。この蚀語は基本的にラテン語の圱響が匷く、その䞀方蚀ず呌べる存圚であったが、ケルト語からいく぀かの音韻的な圱響を受けたものだった。その埌、ロヌマ垝囜の厩壊ずずもにフランク王囜がこの地域を支配するず、圌らの蚀語であったゲルマン系の叀フランク語が持ち蟌たれ、その圱響を受けおこの地域のラテン語は倧きく倉容し、9䞖玀ごろにはラテン語から完党に分離した叀フランス語が成立した。その埌、14䞖玀ごろには䞭䞖フランス語ぞず倉化し、17䞖玀にはアカデミヌ・フランセヌズによっおフランス語の玔化・敎備が行われお珟代フランス語が成立した。
90
フランス語
統制機関
フランス語の統制機関ずしおは、アカデミヌ・フランセヌズが挙げられる。これは1635幎に宰盞・リシュリュヌによっお創蚭された囜家機関で、フランス語の語法を敎備しお誰にでも理解できる蚀語ずするこずを目指し、そのためにフランス語の蟞曞『アカデミヌ・フランセヌズ蟞兞』を線纂するこずを目的ずしおいた。
90
フランス語
統制機関
この『アカデミヌ・フランセヌズ蟞兞』は、1694幎に初版が発行されたのち、珟代に至るたで線纂・発行が続けられおいる。もっずも新しい蟞兞は1992幎に線纂されたものである。こうした蚀語の統制機関が、囜家によっお創蚭されるこずは圓時皀であり、これはそのたたフランス語に察するフランス囜家の匷い圱響力をもたらす根源ずなった。
90
フランス語
統制機関
たた、フランス語の珟状に関する勧告を出すこずも任務のひず぀であり、匷制力こそないものの、この勧告はフランス語に匷い圱響力を持぀。アカデミヌ・フランセヌズは、フランス孊士院を構成する5぀のアカデミヌの䞭で、もっずも叀く地䜍の高いアカデミヌである。アカデミヌ・フランセヌズは終身任期を持぀40人の定員で構成され、欠員が生じた堎合のみ補充が行われる。
90
フランス語
統制機関
このメンバヌは、フランス語話者の構成およびアカデミヌ自䜓が、フランス政府の囜家機関ずしお成立・存続しおきたフランスの歎史を反映しお、フランス囜民が圧倒的に倚いが、その他の囜民であっおも、ふさわしいず認められれば䌚員ずなるこずができる。
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フランス語
統制機関
たずえば、1983幎に䌚員ずなったレオポヌル・セダヌル・サンゎヌルは、20幎にわたっおセネガル共和囜の倧統領を務めた人物であるが、フランス語詩人ずしおも非垞に高名な存圚であり、たたフランス語圏の融和をはかる囜際機関であるフランコフォニヌ囜際機関の蚭立を䞻導したこずなどから、䌚員ずなるこずを認められた。
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フランス語
話者分垃
フランス語を母語話者ずする人々が倚数掟を占めるのはフランス䞀囜のみである。ただし、いく぀かの囜においおはフランス語の母語話者が倧きな勢力を持っおいる。たた、フランス囜内においお本来フランス語を母語ずする地域は北フランスに限られおおり、南フランスの広い地域で話されるオック語を筆頭に、ブルタヌニュ半島で話されるケルト語系のブルトン語やアルザスで話されるドむツ語系のアルザス語、コルシカ島で話されるむタリア語系のコルシカ語など、系統の異なるいく぀かの地方蚀語が存圚する。ただしフランス政府はもっずも早く蚀語を政府の手で構築しおきた囜家であり、フランス革呜埌は䞀貫しおフランス語をフランスにおける唯䞀の蚀語であるず芏定しおきた。こうしたこずから、教育をはじめずしお囜家による匷力なフランス語普及政策がずられ、䞊蚘の各蚀語地域においおも珟代ではほずんどフランス語が話されるようになっおきおいる。ただし、19䞖玀埌半たでオック語埩暩運動「フェリブリヌゞュ」などが行われおきおおり、珟圚はこの状況には地方蚀語の保護の芳点から批刀が根匷い。
90
フランス語
話者分垃
フランス以倖でもっずもフランス語の母語話者の割合が倧きい囜家はベルギヌであり、フランス語話者でありベルギヌ南郚に居䜏するワロン人が人口の31%を占めおいる。ベルギヌにおいおは、北郚に䜏みオランダ語の方蚀を話すフランドル人が人口の60%を占めおおり、ワロン人ずの間には蚀語戊争ず呌ばれる深刻な蚀語の察立状況が存圚する。この察立を背景にしおベルギヌは南北の連邊囜家ずなっおおり、南郚のワロン地域の倧郚分はフランス語共同䜓を圢成しおいる。たた、銖郜のブリュッセルは蚀語境界線の北偎にあるもののフランス語話者の人口が8割を占めおおり、ブリュッセル銖郜圏地域ずしお2蚀語䜵甚の独自地域ずなっおいる。぀いでフランス語話者の割合が高い囜家はスむスである。スむス人のうちフランス語の母語話者は20.38%を占め、64%を占めるドむツ語話者に次ぐ勢力を持っおいる。スむスのフランス語話者は囜土の西郚に集䞭しおおり、ゞュネヌノ州、ノォヌ州、ヌヌシャテル州、ゞュラ州の4぀のカントンがフランス語話者が倚数を占める州ずしおフランス語を公甚語ずしおいる。たた、蚀語境界線の䞡偎にたたがるフリブヌル州およびノァレヌ州は、フランス語ずドむツ語の䞡蚀語を公甚語ずしおいる。スむスは倚蚀語䞻矩をずる囜家であり、連邊の公甚語はドむツ語、フランス語、むタリア語の3蚀語、それに囜語ずしおロマンシュ語を加えた4぀の蚀語を採甚しおいる。ペヌロッパ倧陞においおフランス語の母語話者が倧きな勢力を持぀のはこの3か囜である。
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フランス語
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このほか、フランス語の母語話者が倧勢力を持぀囜ずしおはカナダがある。フランス語の母語話者はカナダ総人口の22%を占め、無芖できない勢力を持っおいる。特にフランス語話者が集䞭しおいるのは東郚のケベック州であり、連邊においおは英語ずフランス語がずもに公甚語ずされおいるものの、ケベック州の公甚語はフランス語のみずなっおおり、積極的な保護政策がずられおいる。この蚀語察立を背景にしばしば独立運動が繰り広げられる。
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フランス語の母語話者が倧きな勢力を持぀のは䞊蚘地域に限られるが、そのほかの地域においおもか぀おフランスが広倧なフランス怍民地垝囜を持っおいた関係で、旧怍民地においおフランス語を公甚語ずする囜々は数倚く、29か囜においお公甚語の地䜍を占めおいる。もっずもフランス語が公甚語化されおいる地域はアフリカであり、旧フランス領地域においおは、セネガル、ギニア、マリ、コヌトゞボワヌル、ブルキナファ゜、トヌゎ、ベナン、ニゞェヌル、チャド、䞭倮アフリカ、カメルヌン、ガボン、コンゎ共和囜、コモロ、マダガスカル、ゞブチにおいおフランス語は公甚語ずなっおいる。旧フランス領のほか、同じくフランス語を公甚語ずするベルギヌの怍民地であったコンゎ民䞻共和囜およびブルンゞもフランス語を公甚語ずする。䞀方、旧フランス領においおも北アフリカに属するモヌリタニア、モロッコ、アルゞェリア、チュニゞアにおいおはフランス語は公甚語ずなっおいない。これは、これらの囜々の人口の倧郚分を占めるアラブ人の母語であるアラビア語も倧蚀語であり公甚語化に耐えうる蚀語であったため、独立埌急速にアラビア語ぞの公甚語の切り替えが行われたためである。ただしこれらの囜々においおも、特に゚リヌト局はフランス語を自由に䜿いこなせる者が倚く、準公甚語や文化蚀語ずしお広く囜内で通甚する。特にアルゞェリアでは、1,200䞇人前埌がフランス語を垞甚する(アルゞェリアの蚀語(フランス語版)も参照)。たた、旧ベルギヌ領であるルワンダは長らくフランス語を公甚語ずしおいたものの、ルワンダ虐殺の発生埌フランスずの関係が急速に悪化し、2009幎に英語を公甚語に远加しお以降、教育蚀語を英語に倉曎するなど急速に英語の公甚語化を進めおいる。たた、セヌシェルやモヌリシャスはナポレオン戊争以埌むギリス領ずなっおいたものの、それ以前はフランス領であり、その時代に入怍した人々がその埌も残留したため、瀟䌚の指導局はフランス語話者が占めおおり、䞡囜ずも共通語はフランス語ずなっおいる。たた、囜内でもっずも通甚する蚀語も それぞれフランス語系のクレオヌル蚀語であるセヌシェル・クレオヌル語ずモヌリシャス・クレオヌル語である。このほか、フランスの海倖県であるマペットおよびレナニオンもフランス語を公甚語ずしおおり、レナニオンは日垞語もフランス語系のクレオヌル蚀語であるレナニオン・クレオヌル語ずなっおいる。
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新倧陞においおは、䞊蚘のカナダ以倖にはハむチが唯䞀フランス語を公甚語ずする囜家である。たたハむチにおいおは、䞀般垂民の日垞語もフランス語系のクレオヌル蚀語であるハむチ語ずなっおいる。たた、公甚語ではないが旧フランス領であるルむゞアナ州の南西郚を䞭心にケむゞャン・フランス語ず呌ばれるフランス語の䞀掟を話す人々が存圚する。小アンティル諞島に点圚するグアドルヌプやマルティニヌク、サン・マルタン、サン・バルテルミヌ島、および南アメリカ倧陞のフランス領ギアナもフランス語を公甚語ずする。
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オセアニアにおいおは、か぀おむギリスずフランスの共同統治領であったバヌアツがフランス語を公甚語のひず぀ずしおいる。たた、フランスの海倖領であるニュヌカレドニアおよびフランス領ポリネシア(タヒチ島など)、りォリス・フツナもフランス語を公甚語ずしおいる。アゞアにおいおは旧フランス領であるベトナム、ラオス、カンボゞアの3囜においお公甚語が珟地語化されおフランス語がほが通甚しなくなっおいるが、わずかにレバノンにおいおはやや通甚し、準公甚語的な扱いを受けおいる。
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こうしたフランス語話者の蚀語共同䜓はフランコフォニヌず呌ばれ、1970幎にフランコフォニヌ囜際機関が蚭立され、1986幎には加盟囜銖脳の参加するフランコフォニヌ・サミットが2幎に䞀床開催されるようになるなど、フランス語圏諞囜の協調が図られおいる。ただしフランコフォニヌ囜際機関にぱゞプトやギリシャ、ルヌマニアなどのように囜内にほずんどフランス語話者の存圚しない囜家も加盟しおおり、逆にフランス語話者の倚いアルゞェリアが参加しおいないなど、フランコフォニヌ囜際機関加盟囜がフランス語圏ずは必ずしも蚀えない。
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囜際機関などにおけるフランス語
フランス語は17䞖玀から19䞖玀たでペヌロッパでもっずも有力な囜際共通語であり、倖亀官甚語ずしお䜿われおきたため、囜際機関においお公甚語ずなっおいるこずが倚い。
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囜際機関などにおけるフランス語
具䜓䟋ずしおは、以䞋の囜際機関は、フランス語を公甚語ずする。囜際連合(UN)、囜際オリンピック委員䌚(IOC)、囜際サッカヌ連盟(FIFA)、囜際電気通信連合(ITU)、䞇囜郵䟿連合(UPU)、列囜議䌚同盟、むスラム諞囜䌚議機構、アフリカ連合(AU)、北倧西掋条玄機構(NATO)、囜際暙準化機構(ISO)、䞖界貿易機関(WTO)、経枈協力開発機構(OECD)、囜境なき医垫団(MSF; Médecins sans frontiÚres)、欧州評議䌚 (CoE)。
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フランス語
囜際機関などにおけるフランス語
これらの機関においお、倚くの堎合フランス語は唯䞀の公甚語ではなく、英語などほかの蚀語ず䜵甚されおいる。しかしながら、19䞖玀から20䞖玀初頭においおは囜際共通語ずしおの地䜍を持っおいたこずから、この時期に創蚭された囜際機関である䞇囜郵䟿連合や囜際電気通信連合、囜際オリンピック委員䌚や囜際サッカヌ連盟においお、フランス語は第䞀蚀語ずなっおおり、英語よりも地䜍が高くなっおいる。
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囜際機関などにおけるフランス語
囜際連合においおは、英語ずフランス語は「囜際連合事務局䜜業蚀語」ず定矩されおおり、その他の囜連公甚語(ロシア語・䞭囜語・スペむン語・アラビア語)より䜍眮づけが高い。たた戊前には倧日本垝囜の日本囜旅刞においおも、英語ずずもにフランス語が䜵蚘されおいた。
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フランス語
囜際機関などにおけるフランス語
公匏名称がフランス語である䞖界的に著名な囜際競技団䜓も倚い。FIFAワヌルドカップを開催しおいる囜際サッカヌ連盟(FIFA; Fédération internationale de football association)、近代オリンピックを開催しおいる囜際オリンピック委員䌚(Comité international olympique, CIO)、F1を開催しおいる囜際自動車連盟(FIA; Fédération internationale d'automobile)、MotoGPを開催しおいる囜際モヌタヌサむクリズム連盟(FIM; Fédération internationale de motocyclisme)、ツヌル・ド・フランスなどのUCIワヌルドツアヌを開催しおいる囜際自転車競技連合(UCI: Union Cycliste Internationale)などである。
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むタリア語
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むタリア語(むタリアご、Italiano [itaˈljaːno] ( 音声ファむル), Lingua italiana)は、むンド・ペヌロッパ語族むタリック語掟に属する蚀語の1぀で、おおよそ6千䞇人ほどが日垞的に䜿甚しおおり、そのほずんどがむタリアに䜏んでいる。埌眮修食で、基本語順はSVO。むタリアは挢字で「䌊倪利亜」ず衚蚘するこずから、「䌊倪利亜語」を略蚘し䌊語(いご)ず呌ばれおいる。
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むタリア語
むタリア語圏
むタリア語はむタリア、サンマリノ共和囜で公甚語ずしお定められおいる。スむスではティチヌノ州党域ずグラりビュンデン州(グリゞョヌニ州、Grigioni)の䞀郚がむタリア語圏であり、スむス党䜓ずしおも公甚語になっおいる。
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むタリア語
むタリア語圏
たた、スロベニアのむストリアずクロアチアには少数のむタリア語話者䜏民がいる。フランスのコルシカ島ではむタリア語の方蚀であるコルシカ語が䜿甚されおいる。
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むタリア語
むタリア語圏
バチカン垂囜では、公甚語であるラテン語の他に、むタリア語が䞀般の業務甚語ずしお䜿甚される。たた、その昔はクラシック音楜の楜譜に曞き蟌む楜語はむタリア語が公甚語ずしお長く守られおきおおり、埌の時代に䜜曲家がそれぞれの母語をも混合しお楜譜に盛り蟌むようになっおからも、基本的な䌝統的楜語はむタリア語によっお曞き蚘されおいる。
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むタリア語
方蚀
むタリア語の方蚀は倧きく北郚方蚀・䞭南郚方蚀に倧別でき、ラ・スペツィア=リミニ線が等語線ずなっおいる。そこからさらに北西郚・北䞭郚方蚀、北東郚方蚀、䞭郚方蚀、南郚方蚀、呚蟺島嶌の方蚀に分けられる。むタリアは西ロヌマ垝囜滅亡以降、政治的分裂が長らく続いたため、各地域毎の方蚀差が倧きくなったずされる。これは同じく長幎にわたっお領邊囜家時代が続いたドむツが倚数の方蚀ず地方蚀語を抱えおいる状況ず䌌おいる。
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方蚀
むタリア本囜の囜語教育および他囜のむタリア語教育の堎においお盛んに甚いられおいる暙準むタリア語は、そうした各地の方蚀の䞭で最も呚蟺囜の蚀語(フランス語やスペむン語など、むタリア地方ず歎史的に瞁深い囜の蚀葉)の圱響を受けおいない䞭倮むタリアのトスカヌナ方蚀にナポリ方蚀・シチリア方蚀の語圙を取り入れたもので、統䞀埌の暙準語政策によっお盛んに広められた(詳しくは方蚀#むタリアの方蚀政策を参照)。そのため、珟圚むタリア囜民のほずんどは暙準むタリア語の話者ずなっおいる。しかし䞀方でロヌカリズム運動の高たりもあっお、方蚀の䞭でも独自性の匷いものに぀いおは、独立した地䜍を䞎え保護すべきかどうかの議論が進められおいる。具䜓的にはシチリア語、ナポリ語、ノェネト語、ガロ・むタリア語などが䟋に挙げられ、高霢局を䞭心にむタリア囜民の4割が暙準むタリア語ず共にそうした地域独自の蚀語を理解できるずいう。郜垂郚などでは珟地化した暙準むタリア語に取っお代わられおいる。
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むタリア語
方蚀
各方蚀を蚀語ずすべきずする論者の䞭でも、十数個の现かい蚀語ぞ分類するのか、あるいはある皋床たずたりのある芏暡(北むタリア語、ガロ・むタリア語など)にすべきか意芋が分かれおいる。たたこうした議論の䞀方で、むタリアにおける各地域の話し蚀葉が(1぀の蚀語䜓系ずしおたずめるには少ないずしおも)䞀定の共通点を持぀こずに぀いおの異論はなく、「むタリア諞語」ずいう衚珟をする地域䞻矩者も存圚する。
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むタリア語
方蚀
各方蚀の特城は䞭䞖以降の歎史的経緯もさるこずながら、ラテン人によるむタリア統䞀前に居䜏しおいた他の叀代むタリア人やギリシャ人怍民者の甚いた蚀葉の圱響も存圚しおおり、これらは俗ラテン語時代を通じお珟圚に残っおいる。
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むタリア語
文字
アルファベヌト(alfabeto)ず呌ばれるラテン文字アルファベットの26文字を䜿甚する。この内、母音字の A、E、I、O、U にはアクセント笊号を付ける堎合があるが、蟞曞䞊ではアクセント笊号を付けない文字ず同じ文字ずしお扱う。
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文字
K, J, X, Y は人名や地名、方蚀、倖来語で䜿甚する。W は叀来の文字ではないので英語やドむツ語からなどの倖来語で䜿甚する。このため通垞䜿甚文字は21文字ずもいえる。
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文字
読み方は1文字だけ匷調する堎合は A を「アヌ」の様に䌞ばすこずも倚い。むタリア語で良く䜿う文字の読み方は芏則的だが、X 以倖のあたり䜿われない文字の読み方は長く、1぀に確定しおいない。
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文字
電話などでの綎り䌝達法ではむタリアの郜垂の名を䜿い「アンコヌナのA」のように䜿甚するが、H は1文字目が H の郜垂名が無いため倖来語の hotel を䜿甚しおいる。K, J, Y は倖来語の䞀般名詞、W, X は固有名詞を䜿う。
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文字
蟞曞での単語の順は26文字を衚の順(英語ず同じ)に䞊べる。母音字のアクセント笊号の有無は順に圱響しない。
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文字
倧文字は、文章においお文の先頭や固有名詞の先頭の1文字に䜿甚する。代名詞などの敬称の先頭文字も倧文字ずする。 碑文、芋出し、本の題名、挫画のふきだし、手玙、萜曞きなどにおいおは、文党䜓が倧文字で曞かれるこずもある。
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むタリア語
文字
最近の文字の䜿甚方法では、携垯電話のメッセヌゞや電子メヌルなどで文字数を少なくする甚途で、「X」を「per」(掛け算の蚘号から)、「6」を「sei」(essere の珟圚第二人称単数圢)などず読たせた文章を䜜成するこずもある。むタリア語では通垞「k」を䜿甚しないが「ch」を「k」ず眮き換えるこずもある。よっお「perché」が「xke」ずなる。
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文字
15䞖玀のむタリア詩人のゞャン・ゞョルゞョ・トリッシヌノは、むタリア語の音玠をより完璧に識別するための独自の正字法を提案したこずがあるが、これは普及しなかった。