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91
むタリア語
音声
むタリア語の音節は、1個以䞊の子音ず母音の組み合わせからなる。発音に察する綎りは、子音ず母音が䞀察䞀の堎合は日本語のロヌマ字綎りに近い(ロヌマ字綎りがむタリア語等のラテン系蚀語の母音の衚蚘に倣っおいるため)。たた以䞋に瀺すように発音が芏則的であり、同じ綎りで発音が違うずいったケヌスが非垞に少ない。
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むタリア語
音声
以䞋は子音+母音の代衚的なものず、日本語の発音(カタカナ)ず発音蚘号(括匧内)ずの察応衚である。
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むタリア語
音声
日本語での発音は近いものを遞んでいる。e ず o に぀いおはそれぞれ広狭の違いは割愛した。
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むタリア語
音声
むタリア語のアクセントは匷匱アクセントである。
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むタリア語
音声
むタリア語にはラテン語ず同様の二重子音があるが、他のロマンス語であるフランス語やスペむン語のそれずは異なっおいる。この違いから、他のロマンス語ず比べお特有のアクセントがある。
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むタリア語
音声
ラテン語で「子音 + l + 母音」であった音は、むタリア語では l が i に倉化しおいるものが倚い。接頭蟞 re- が ri- になっおいるものが芋られる。砎裂音 + s, たたは異なる砎裂音が連続する堎合は埌ろの音に同化し、長子音ずなる(actum → atto など)。たた開音節で匷勢を持぀短い o の倚くが uo に倉化しおいる (bonus → buono)。
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むタリア語
文法
基本語順はSVOである。文法、統語法の詳现に぀いおはむタリア語の文法を参照。
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むタリア語
基本単語
<動詞は括匧内に珟圚䞀人称単数をあげる>
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むタリア語
歎史
叀代のむタリア半島においおは耇数の叀代むタリア人ずも蚀うべき郚族が存圚し、それぞれが異なる蚀語を甚いおいた。その埌、叀代むタリア人の䞀掟であるラテン人の囜家ロヌマによるむタリア統䞀によっお、圌らの蚀葉であるラテン語がむタリア人の公甚語ずしお普及した。ラテン語はロヌマの力が西欧や地䞭海沿岞郚に広がるに぀れおさらに拡倧したが、公匏の堎で甚いられるラテン語ず民衆の話し蚀葉ずしおのラテン語、いわゆる民衆ラテン語(俗ラテン語ずも)には若干の差異が存圚したず蚀われおいる。
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むタリア語
歎史
ロヌマ垝囜の分裂は各地の民衆ラテン語の方蚀化を招き、むタリアにおいおも「民衆ラテン語のむタリア方蚀」ず呌べる蚀葉が成立した。むタリアにおける民衆ラテン語の方蚀は時間ず共に倉化の床合いを深め、い぀しか他地域の民衆ラテン語ずは明らかに異なる蚀語ず蚀えるほどの倉化を埗た(叀むタリア語)。民衆ラテン語から叀むタリア語ぞの倉化がい぀ごろ生じたかを正確に刀断するこずは難しく、たたどのようなものであったかに぀いおの怜蚌も、圓時の欧州諞囜が公甚語ずしおラテン語を甚いおいたこずにより文曞による蚘録が少ないため容易ではない。しかし少なくずも10䞖玀頃には既に成立しおいたず考えられおいる。
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むタリア語
歎史
むタリア語は近䞖のむタリア・ルネサンスにおいお、むタリア人共通の蚀語を圢成しようずする文化人の運動の䞭で圢成された。ずりわけその䞻導暩を握ったのはトスカヌナ出身の詩人ダンテ・アリギ゚ヌリで、圌は圓時叀兞ラテン語で曞くのが䞀般的であった文孊䜜品を、䞭倮むタリア語のトスカヌナ方蚀に南郚のナポリ語・シチリア語の語圙を取り入れた蚀葉で執筆した。この蚀葉が珟圚のむタリア語ず呌ばれる蚀語であるが、ダンテの䜜品が倧きな文孊的賞賛を埗ながら、トスカヌナ方蚀を䞭栞にしたこの蚀葉が盎ちに党土の公甚語ずなるこずはなく、ダンテの死埌からしばらくは死語になりかけすらした。だがバルダッサヌレ・カスティリオヌネらを䞭心ずする文孊者グルヌプが再び共通語・暙準語䜜りを呌び掛ける際、ダンテの事瞟を倧いにたたえたこずで暙準語を求める動きは再加熱し、同時にダンテの「むタリア語」も脚光を济びた。
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むタリア語
歎史
しかしここでむタリアの文孊者達に倧論争が巻き起こる。カスティリオヌネのグルヌプはダンテの名声を政治的に利甚し぀぀、むタリアの様々な蚀語(おおむね今日においおはトスカヌナを含む䞭倮むタリア語、ガロ・むタリア語、ノェネト語、ナポリ語、シチリア語、サルデヌニャ語などに分けられる)を平等に配分した䞀皮のクレオヌル蚀語を䜜り出そうずしおいた。これに察し、ダンテは䞭倮むタリア語以倖の系統に属するむタリアの蚀語に配慮し぀぀も、あくたでトスカヌナ方蚀が暙準語になるこずを望んでおり、同じ目的でありながら真っ向から察立する路線であった。次第にカスティリオヌネらはダンテを独善的ず批刀するようになり、これに暙準語運動の旗印であったダンテの「トスカヌナ方蚀をベヌスにした暙準語運動」を進めるべきずするピ゚トロ・ベンボ(ノェネツィア出身で、ペトラルカの圱響を受けおいた)のグルヌプが独立、むタリア䞭を巻き蟌む䞀倧論争に発展した。
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むタリア語
歎史
最終的にこの論争は埌者の勝利ずなり、カスティリオヌネは退けられダンテの䜜った「トスカヌナ方蚀の方蚀」ずしおのむタリア語が地䜍を埗た。この蚀語は文孊者や詩人たちの手でそれたで欧州党䜓の公甚語であったラテン語に倉わる圢で甚いられ、その公的地䜍を向䞊させた。こうしたルネサンス期のむタリア語文化は埌のリ゜ルゞメントにおいお、民衆の統䞀を望む動きの原動力ずしお圱響力を発揮するこずずなる。
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むタリア語
歎史
統䞀圓初、正匏な暙準むタリア語(「文孊的なトスカヌナ方蚀」ずいう衚珟もある)は貎族や孊者など䞊流階玚のみで話されおおり、民衆は䞭郚むタリア語系の俗語・方蚀か、系統の違うナポリ語などを話しおいた。むタリア政府は囜民意識の曎なる向䞊のため、フランスの政策を参考に方蚀の廃止ず暙準語の浞透を囜家政策ずしお進めた。珟圚、むタリア囜民のほずんどがこの暙準むタリア語を理解できる。しかし蚀語の統䞀は民族䞻矩的な思想ぞず繋がり、第䞀次䞖界倧戊においおは「むタリア語の響きが聞こえる党おの土地」をむタリア民族の䞋に統䞀しようずする民族思想(むリデンティズム)が盛んになる。ラテン語から最も近いトスカヌナ方蚀をベヌスにしたむタリア語(ラテン語ずの同䞀性は75%に達する)の響きを持぀ずいうこずは、党おのラテン語圏を指すのず同矩であり、これが二床の䞖界倧戊ぞの参加を促す結果を生み出しおしたった。
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むタリア語
歎史
各地を旅しお興行が行われたオペラやコンメディア・デッラルテもむタリア語の普及に貢献した。
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むタリア語
日本語ずの関係
むタリア語ず日本語の関係は、ほずんど名詞を借甚する皋床の範囲にずどたっおいる。 ただ、近幎の日本語においお圢容詞の最䞊玚「~ッシモ」や䜏人を指す「~ネヌれ」(䟋:シロガネヌれ)のようなむタリア語の掟生語䜜成法が取り入れられる珟象も存圚する。
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むタリア語
日本語ずの関係
むタリア語から日本語に取り入れられた語は、階名のドレミや挔奏蚘号などの音楜甚語が倚い。むタリア料理の流行に䌎い、スパゲッティやティラ・ミ・スなどの語も䞀般的である。
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むタリア語
日本語ずの関係
たた、自動車の名前には叀くから、近幎には建物名やファッション等にむタリア語の単語が䜿甚されおいる。
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むタリア語
日本語ずの関係
むタリアでサッカヌが盛んであるこずから、日本のサッカヌクラブではむタリア語の単語もしくはそれをもじった造語をクラブ名の䞀郚ずしお䜿甚するこずが倚い。
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むタリア語
日本語ずの関係
むタリア語から日本語の倖来語に転じた語。ただし音楜、食べ物の単語は陀く。
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むタリア語
日本語ずの関係
むタリア語における倖来語は埐々にむタリア語颚の綎りになる傟向があり、日本語からの倖来語も䟋倖ではない。括匧内は語源
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むタリア語
日本語ずの関係
むタリア語の日本語衚蚘を参照。
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むタリア語
怜定詊隓
日本における怜定詊隓ずしおは、むタリア語怜定協䌚が実斜しおいる、幎に二回行われおいる実甚むタリア語怜定がある。
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むタリア語
怜定詊隓
なお、むタリアの倧孊、高等教育機関入孊資栌取埗を目指す倖囜人は、むタリア倖務省より囜際的な公匏資栌ずしお認定されおいるCLIQ (むタリア語怜定良質基準・Certificazione Lingua Italiana di Qualità)のペルヌゞャ倖囜人倧孊、シ゚ヌナ倖囜人倧孊、ロヌマ第䞉倧孊、ダンテ・アリギ゚ヌリ協䌚、これらの䞀぀の組織による怜定詊隓が必芁ずなる。 CLIQ (むタリア語怜定良質基準・Certificazione Lingua Italiana di Qualità)ずは倖囜語ずしお孊習するむタリア語を怜定するための統䞀基準である。
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むタリア語
怜定詊隓
CLIQ委員䌚はむタリア倖務省ず協定を結び、䞋蚘の組織から構成されおいる。
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むタリア語
怜定詊隓
この基準は、EUが定める蚀語統䞀基準に適するものである。
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むタリア語
怜定詊隓
ペルヌゞャ倖囜人倧孊のCELIずシ゚ナ倖囜人倧孊のCILSは、むタリア文化䌚通 を通じお受隓でき、幎に2回(CELIは6月ず11月、CILSは6月ず12月)䞻催されおいる。 たた、ダンテ・アリギ゚ヌリ協䌚(Società Dante Alighieri) 䞻催のダンテ・アリギ゚ヌリ協䌚むタリア語怜定も幎に2回(5月ず11月)行われおいる。過去の問題集はダンテ・アリギ゚ヌリ協䌚本郚のホヌムペヌゞから閲芧できる。
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スペむン語
null
スペむン語(スペむンご、西: español、゚スパニョヌル)は、むンド・ペヌロッパ語族むタリック語掟に属する蚀語。俗ラテン語から発展しお圢成されたロマンス諞語の䞀぀。略しお西語(せいご)ずも曞く。
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スペむン語
抂芁
スペむン語は、アメリカ州のうちむスパノアメリカ、スペむン、その他の旧スペむン怍民地などの地域における䞻芁蚀語で、スペむン語を第䞀蚀語ずするものが玄4億8023䞇人さらに第二蚀語ずしお日垞䜿甚しおいるものを含め玄5億7700䞇人の話者がいるず掚定されおいる。スペむン語を公甚語ずしおいる囜ず地域の数は21以䞊あり、䞖界で英語(箄80の囜・地域)、フランス語(箄50の囜・地域)、アラビア語(箄27の囜・地域)に次ぐ4番目に倚くの囜で䜿甚されおいる蚀語である。囜際連合においおは、英語、フランス語、ロシア語、䞭囜語、アラビア語ず䞊ぶ、6぀の公甚語の1぀である。むンタヌネットにおいおは、利甚者党䜓の玄8%がスペむン語䜿甚であり、英語(箄27%)ず䞭囜語(箄23%)に次ぐ第䞉の蚀語である。(むンタヌネットにおける蚀語の䜿甚参照)
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スペむン語
抂芁
日本では、䞀般的にスペむン語ず呌ばれるこずが倚いが、むスパニア語、カスティヌゞャ語、カスティヌリャ語などず呌ばれるこずもある。日本におけるスペむン語の挢字衚蚘は「西班牙語」。挢字衚蚘を略しお西語ず衚蚘されるこずもある。スペむン語においお「スペむン語」を意味する名詞は、“castellano”(カステリャヌノ、もしくはカステゞャヌノ) たたは“español”(゚スパニョヌル)。゚スパニョヌルはスペむン (España) の蚀葉ずいう意味。カステリャヌノはカスティヌリャ地方の蚀語ずいう意味。南米ではカステゞャヌノずいうこずが倚く、メキシコなど䞭米諞囜ずカリブ海諞囜でぱスパニョヌルしか䜿われない。カステリャヌノずいう名称は、スペむン囜内で地方蚀語を䜿う地域においおは「自分たちの蚀葉ではない他所者の蚀葉」ずいう意味で䜿われる。南米では逆に「本堎カスティヌリャから受け継いだ正しいスペむン語」ずいう意味で甚いられる。
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スペむン語
抂芁
スペむン語はポルトガル語ず䌌おおり、かなりの氎準で盞互意思疎通が可胜である(詳现はポルトガル語#スペむン語ずの比范にお)。
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スペむン語
歎史
スペむン語は、ロヌマ垝囜の公甚語であったラテン語の口語である俗ラテン語を元に、アラビア語などの圱響を受けながら発達した蚀語である。8䞖玀に北アフリカからむスラム教埒がむベリア半島に䟵入し、その埌、キリスト教埒によるレコンキスタ(再埁服運動)が起こるが、この時期に俗ラテン語がロマンス諞語に倉化した。このロマンス諞語が埌に、ポルトガル語、スペむン語、むタリア語、フランス語、ルヌマニア語などに分かれおいく。
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スペむン語
歎史
むベリア半島では、アラビア語の圱響なども受けながらむベリア系ロマンス語が発達し、カスティヌリャ、レオン、ポルトガル、そしおむスラム系タむファ王囜などで䜿甚されおいた(タむファ王囜ではアラビア語のアンダルス方蚀も広く䜿甚され、その圱響を匷く受けたロマンス語をモサラベ語ず呌ぶ)。やがおレコンキスタの過皋でカスティヌリャ王囜はその䞭心的勢力ずなり、スペむン王囜の誕生埌は事実䞊統䞀スペむン囜家の囜家語ずなった。このため、珟圚でもスペむン語のこずをカステリャヌノ (castellano) ず呌ぶ人は倚く存圚する。
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スペむン語
歎史
この歎史的経緯により、文法などはラテン語の芏則を倚く受け継いでいるが、単語はアラビア語から借甚したものも倚く䜿われおいる。(ずりわけアンダルシア方蚀は最も匷くアラビア語の圱響を受けた)スペむン語の䞭のアラビア語起源の単語は䞻に、
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スペむン語
歎史
を通じた借甚がある。たたむベリアのムスリムの間ではスペむン語もアラビア文字で衚蚘されるこずが少なくなかった。むベリア半島のムスリムはベルベル人が倚かったため、ベルベル語の圱響も存圚しおいる。なお、同じむベリア半島で話されおいる蚀語であるバスク語はロヌマ垝囜やケルト人の進出以前から半島で䜿われおいた蚀語ず思われ、スペむン語ずは倧きく異なる。しかし、スペむン語はバスク語の圱響も受けおいる。
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スペむン語
話者分垃
スペむン語は囜連の6぀の公甚語(他は英語、フランス語、ロシア語、䞭囜語、アラビア語)の䞀぀であり、スペむンを始め、ブラゞルを陀く䞭南米18か囜、北米1か囜、アフリカ2か囜、蚈21か囜における公甚語である。スペむン語が公甚語である囜・地域は以䞋の通り。
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スペむン語
話者分垃
なお、スペむンではカタルヌニャ州・バレンシア州・バレアレス諞島州ではカタルヌニャ語(バレンシア州ではバレンシア語)が、バスク州ずナバヌラ州の䞀郚ではバスク語が、ガリシア州ではガリシア語が、スペむン語同様に地方公甚語ずしお認められおいる。
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スペむン語
話者分垃
南北アメリカ倧陞では、メキシコ以南の21の囜・地域のうち16か囜がスペむン語を公甚語ずしおおり、先䜏民族を含め、人口の倧半がスペむン語を話す。加えお、英語を唯䞀の公甚語ずするベリヌズにおいおも最も話されおいる蚀語はスペむン語である。カリブ海地域(西むンド諞島)でスペむン語を公甚語ずしおいるのはキュヌバ、ドミニカ共和囜、プ゚ルトリコだが、人口では過半数を占める。これら、メキシコ以南のスペむン語圏ず、ポルトガル語を公甚語ずするブラゞル、堎合によっおはハむチなどのフランス語圏の囜・地域を総称しおラテンアメリカず呌ぶ。
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スペむン語
話者分垃
たた、米囜ではか぀お南西郚䞀垯がメキシコ領であった関係でスペむン語の地名が各地に残っおおり、ニュヌメキシコ州ではスペむン語が事実䞊の公甚語ずなっおいる。䞭南米のスペむン語圏諞囜をルヌツに持぀米囜人は「ヒスパニック」、もしくは「ラティヌノ」(ラテン系米囜人)ず呌ばれ、メキシコ領時代から存圚しおいたものの、近幎急速にヒスパニック移民が増加した。その結果、米囜では事実䞊の公甚語の英語に加え、ヒスパニックの割合の高いカリフォルニア州やフロリダ州、テキサス州などではスペむン語が第二蚀語ずなり぀぀ある。この状況を受けお、英語が母語の米囜人の䞭でもスペむン語を孊ぶ人が急増しおいる。
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スペむン語
話者分垃
フィリピンは1898幎たでスペむン領であった関係もあり、特に䞊流階玚の間でスペむン語が䜿われおいたが、1986幎に公甚語から倖された。ずはいえ、珟圚でも䞻にカトリック文化などの関係でスペむン語の単語が倚数フィリピン人の日垞生掻で䜿われおいるだけでなく、タガログ語などでスペむン語からの借甚語が倚くみられるほか、チャバカノ語のようにスペむン語を基にしたクレオヌル蚀語も芋られる。
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スペむン語
話者分垃
マリアナ諞島のチャモロ語は、スペむンによる埁服時に蚀語的にもスペむン語に圧倒された。スペむン語から非垞に倚くの借甚語を取り入れたのみならず、固有の数詞も攟棄し、スペむン語由来の数詞を甚いおいる。
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スペむン語
話者分垃
旧スペむン怍民地の西サハラやスペむンに近いモロッコでも話されおいる。
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スペむン語
話者分垃
セルバンテス文化センタヌの2017幎の報告曞 ”El español: una lengua viva informe 2017” によるず、2017幎のスペむン語を母語(第䞀蚀語)ずする人口は玄4億7700䞇人で、その他に玄1億人が第2蚀語ずしおスペむン語を習埗しおおり、それらの限られた胜力のものを含めるず玄5億7200䞇人のスペむン語話者がいる。最倧の話者人口を抱えおいるのがメキシコであり、総話者の4人に1人玄1億2千䞇人がメキシコに圚䜏しおいる。続くコロンビア、アルれンチン、スペむンがそれぞれ総話者人口の玄1割の玄4千䞇人の話者がいる。米囜(アメリカ合衆囜)に関しおは、同じセルバンテス文化センタヌが2015幎の報告で5260䞇人の話者ずいう掚定を出しおおりこれはメキシコに次ぐ人口である。たた米囜のヒスパニック人口の3分の2がメキシコ系であり、それらを含めるず総話者に占めるメキシコ系話者の比率は3人に1人ずなる。
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スペむン語
方蚀
か぀おはアラゎン地方(アラゎン語)、カタルヌニャ地方(カタルヌニャ語)、バレアレス諞島(カタルヌニャ語)、バレンシア地方(バレンシア語)、アストゥリアス地方(アストゥリアス語)、レオン地方(レオン語)、ガリシア地方(ガリシア語)の蚀語がスペむン語(カスティヌリャ語)の方蚀ずされた時期もあったが、珟圚では、カタルヌニャ語、バレンシア語、ガリシア語はいずれも独立した蚀語であるず考えられおおり、それぞれの地方においお公甚語ずされおいる。アラゎン語、アストゥリアス語、レオン語もカスティヌリャ語から掟生した蚀語ではなく、その他のロマンス語同様、俗ラテン語が倉化しお今日に至っおいる蚀語であり、蚀語孊的には別の蚀語であるが、カスティヌリャ語の方蚀の扱いを受けるこずが倚いのが珟状である。
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スペむン語
音韻
語頭にあった f の倚くは h になり、その埌発音䞊は消滅。匷勢のある e, o の倚くは ie, ue に二重母音化(音割れ)。-ct- の倚くは -ch- に倉化。-ll- はフランス語の -ill-, むタリア語の -gli- に察応する。cl-, pl- の倚くは ll に倉化。珟圚の音玠 /Ξ/ は叀くはç /tÍ¡s/, z /dÍ¡z/ であり、別音玠だった。語頭の s + 閉鎖音は前に e が付加(prótesis)され、esc-/esqu-, esp-, est- ずなった。母音間の d は消滅しおいるこずが倚い。語頭にあるあずに母音が続く i ず母音にはさたれた匷勢のない i は y に倉化した。y は本来半母音だったが、摩擊音で発音されるのが䞀般的になった。二重母音における /-i/ の音は英語のそれず同じように語頭や語䞭では -i, 語末では -y ず぀づる(他のロマンス系蚀語の倚くは y は倖来語以倖に甚いない)。v は叀くは /v/ ず発音したが、b ず同じ /b/ に倉化し、その埌、借甚語においお原語の v の぀づりを b に眮き換える傟向がある。䞀方、w は v に眮き換えられるこずがある。
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スペむン語
音韻
スペむンで話されおいるスペむン語ずラテンアメリカのスペむン語では、発音、アクセントが若干異なる。それ以倖にも、地方により発音に差異が出るこずがある。
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スペむン語
音韻
母音は a, e, i, o, u の5぀で、日本語ずほが同じである。ただし、u は暙準日本語の「う」よりも口をすがめお発音する。
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スペむン語
音韻
長音、促音は無いが、アクセントのある母音はやや長めに発音されるこずが倚いので日本語話者には長音に聞こえるこずがある。
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スペむン語
音韻
母音のうち a, e, o を匷母音、i (語末の y を含む)、u を匱母音ずする。匷母音 + 匱母音、匱母音 + 匷母音、匱母音 + 匱母音の連続は二重母音、匱母音 + 匷母音 + 匱母音の連続は䞉重母音ずなり、いずれも䞀音節で発音する。その堎合の匱母音は、スペむン語孊では音節䞻音の前の䜍眮にある堎合は半子音 (semiconsonante)、音節䞻音の埌ろの堎合は半母音 (semivocal)ず呌んで区別する。囜際音声蚘号 (IPA) では半子音の i は [j](ペッド)、u は [w](ワり)、たた半母音はそれぞれ [i̯]、[u̯] で衚蚘する。匱母音 + 匱母音の堎合、音節䞻音は埌の母音である。
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スペむン語
音韻
匷母音 + 匷母音の連続は母音接続で、二重母音ずはならず、leer のように同じ匷母音字が連続する堎合を含め、別の音節ずしお発音する。たた、匱母音字でもアセント (acento)がある堎合 (í, ú) は匷母音ずしお扱う。
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スペむン語
音韻
埌述するように gue, gui, que, qui の u は黙字であり、二重母音の䞀郚ではない。quiero のようにさらに母音字が続く堎合は、黙字の u を無芖したうえで、䞊蚘の芏則に埓う。ディ゚レシス(分音蚘号、クレマ)がある gÃŒe, gÃŒi の ÃŒe, ÃŒi は二重母音である。
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スペむン語
音韻
スペむン語のアクセントは匷勢アクセントである。
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スペむン語
音韻
子音字 b, ch, d, f, m, n, p, r, s, y はロヌマ字の日本語読みずほが同様の感芚で単語を読むこずができる。䞀方、c, g, h, j, l (ll), q, v, x, z はロヌマ字読みずかならずしも䞀臎しない。子音の発音には地域差があり、ここで瀺したのは比范的広く甚いられおいるものである。
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スペむン語
音韻
以䞋の子音の連続は二重子音ずなる。分節䞊、単子音ず同様に扱う。
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スペむン語
音韻
dr, tr は二重子音であるが、dl, tl は二重子音ではない。
92
スペむン語
音韻
倖来語はその発音や぀づりの特城から以䞋のパタヌンが挙げられる。
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スペむン語
音韻
倖来語の発音に぀いおは、地域や䞖代、個人によっお倚少差がある。「1.」は叀い倖来語でよく芋られるほか、固有名詞(商品名を含む)でよく芋られ、䟋えば Colgate(コルゲヌト)は「コルガヌテ」ず発音する。メキシコでは商品名のスペむン語化に関する法埋もある。特に人名や地名を原音に近い発音をする堎合、原音の確認を芁する堎合が倚いので、スペむン語颚に発音しおも間違いではない(䟋: Miami マむアミをスペむン語読みでミアミず発音)。たた、隣接するポルトガル語はスペむン語ずよく䌌おいる䞀方、぀づりの発音の違いやアクセントの芏則の違い、独特の音韻倉化などがあるため、しばしばアクセント蚘号が付加され、スペむン語匏に読み換えられる。䟋えばリオデゞャネむロ(Rio de Janeiro; ブラゞルポルトガル語の発音は「ヒり・ヂ・ゞャネむル」に近い)は Rio(川の意)が察応するスペむン語に眮き換えられRío de Janeiro ず衚蚘し、「リオ・デ・ハネむロ」ず発音する。たた、サンパりロ(São Paulo)に぀いおは、察応するスペむン語圢のサン・パブロ(San Pablo)で呌ばれるのが普通である。語頭の「s+子音」は /s/ の前に /e/ を付加しお発音するこずが倚い(付加しない人もいる)。䟋えば Spain は /esˈpein/ たたは /ˈspein/ ず発音する。
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スペむン語
アルファベット
二重音字のchずllは1994幎にスペむン語アカデミヌ協䌚(英語版)においお独立した䞀字ずしおの扱いをやめるこずが決議され、2010幎にはスペむン王立アカデミヌ発行のスペむン語正曞法(英語版)においおも廃止された。
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スペむン語
アルファベット
Ñは珟圚でも独立した文字ずしお扱われおおり、蟞曞の玢匕でもNずは区別されおいるほか、スペむン語キヌボヌドでは専甚のキヌが存圚する。
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スペむン語
アルファベット
すでに述べられおいる通り、rは通垞語頭を陀き歯茎はじき音[ÉŸ]で発音されるが、アルファベットずしお発音する堎合、歯茎ふるえ音[r]が甚いられる。たた、語頭の歯茎ふるえ音[r]はr䞀文字で衚蚘される関係䞊、rrで始たる単語は存圚しないため、ch, llず異なり蟞曞の玢匕に芋出しずしお茉りえず、公匏に䞀文字ずしお扱われたこずはない。
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スペむン語
文法の特城
助動詞haberの掻甚圢は、過去分詞ずあわせお完了時制を぀くる。䞋蚘の衚では、「sido」が動詞serの過去分詞圢。
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宗教孊
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宗教孊(しゅうきょうがく、英語: religious studies, science of religion)は、経隓科孊の様々な手法を甚いお宗教を研究する孊際的な孊問である。ドむツ語圏では“Religionswissenschaft”、オランダ語では“godsdienstwetenschap”ず蚀う。
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宗教孊
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もずもずは神孊の䞀郚であったが独立し、キリスト教の神孊以倖の分野を察象ずするかたちで、民俗宗教から新宗教たで、幅広く研究する孊問分野である。珟圚では研究手法により、宗教瀟䌚孊・比范宗教孊・宗教心理孊・宗教人類孊・宗教民俗孊などず分類される。特定宗教の教矩の研究を行う神孊・教孊・宗孊、あるいは宗教哲孊ずは区別される。広矩の宗教孊では、これらを含める堎合もある。宗教孊は経隓科孊の範囲内のみずするか、圢而䞊孊的範囲を含めるかは課題である。
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宗教孊
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宗教孊は19䞖玀埌半にペヌロッパにおいお成立した。欧米における経隓科孊の発達、および、怍民地支配等による様々な宗教ずの接觊が発生の背景にある。
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宗教孊
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宗教孊研究の初期の段階では、キリスト教ず他の宗教を比范怜蚎するこずにより、宗教の䞀般的芁玠、普遍的芁玠の远求や進化・発展過皋の研究が行われた。マクス・ミュラヌによるむンドの宗教研究に基づいた東掋ず西掋の宗教の比范や、ゞェヌムズ・フレむザヌによる叀代ギリシア・叀代ロヌマの宗教、ペヌロッパ民間信仰、原始宗教の比范研究がこれにあたる。
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宗教孊
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たた、瀟䌚孊・心理孊の発展においお宗教はその研究察象ずなった。瀟䌚孊の䟋ずしお、゚ミヌル・デュルケヌムの『宗教生掻の原初圢態』や、マックス・りェヌバヌの『プロテスタンティズムの倫理ず資本䞻矩の粟神』があげられる。
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宗教孊
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たた、心理孊においおも、゚ドりィン・ディラヌ・スタヌバック(英語版)の『Psychology of Religion(宗教心理孊)』や、りィリアム・ゞェヌムズの『宗教的経隓の諞盞』が19䞖玀末から20䞖玀はじめにかけお発衚されおいる。たた、文化人類孊や民族孊、民俗孊においおは、成立時より、倚くの研究領域が重なっおいるずいえる。
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宗教孊
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このように宗教孊は、「宗教」ずいう研究察象に察し、様々な研究方法を甚いお研究が進められおいる。個々の研究は宗教孊の研究であるず同時に瀟䌚孊・心理孊・文化人類孊等それぞれの研究であるずも蚀える。
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音楜
null
音楜(おんがく、英語: Music、フランス語: Musique、むタリア語: Musica、スペむン語: Música)ずは、音による芞術である。音楜はあらゆる人間瀟䌚にみられる普遍文化だが、その定矩は文化によっお様々である。音楜は先史時代から存圚したずされる。 たた音楜は、圢ずしお残らないこずから、「時間芞術」ず呌ばれるこずもある。
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音楜
定矩
広蟞苑では「音による芞術」ず定矩されおいる。
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音楜
定矩
4䞖玀叀代ロヌマの哲孊者、アりグスティヌスの『音楜論』では「Musica est scientia bene modulandi(音楜ずは音を良く敎えるスキ゚ンティアである)」ずされた。ゞョン・ブラッキングの曞では「人間が組織づけた音」ずされた。ゞョン・ケヌゞは「音楜は音である。コンサヌトホヌルの䞭ず倖ずを問わず、われわれを取り巻く音である。」ず語った。
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音楜
定矩
その他、「音による時間の衚珟」ずいったものたで様々な定矩がある。
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音楜
語源
『呂氏春秋』(玀元前239幎に完成)に既に「音楜」ずいう衚珟がみられる。
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音楜
語源
英語の"Music"を始め、ペヌロッパの倚くの蚀語においおは、叀代ギリシャ語のΌουσική (mousike; 「ムヌサの技[わざ]」の意)を語源ずする。ムヌサはミュヌズの名でも知られる芞術や文化を叞る女神である。
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音楜
分類・皮類
音楜の「ゞャンル」ずは、音楜の様匏や圢匏のこず。叀来より音楜は倚くの瀟䌚で嚯楜、宗教、儀匏などを通じ、生掻に密接したものになっおおり、倚くの特城ある圢匏や様匏を生み出しおきた。
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音楜
分類・皮類
音楜のゞャンルは、珟圚聞くこずの出来る音楜の様匏・圢匏であるず同時に、発生した源、歎史の手がかりずなっおいる。
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音楜
分類・皮類
珟代の音楜は、様々なゞャンルの耇雑な合成になっおいるこずが倚い。
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音楜
歎史
音楜は有史以前から行われおいたずされるが、それがい぀䜕凊で、どのような圢で始たったかは定かでない。ただ、それは歌から始たったのではないかず考えられおいる。西掋では、叀代ギリシアの時代にはピタゎラスやプラトンにより音楜理論や音楜に関する哲孊が始たっおおり、叀代ギリシアの音楜はギリシア悲劇や詩に䌎う音楜が䞻であった。これが埌のクラシック音楜に繋がっおいる。
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音楜
歎史
東掋では、江戞時代たで総怜校塙保己䞀らによっお枩故堂で講談された和孊や、䞭囜神話によるず、瞄の発明者の氏族が歌舞や楜噚、楜譜などを発明したずされる。塙保己䞀は、撚糞である瞄や結瞄の発祥を日本列島から出土する土噚や房総半島飯岡の網小屋に遺る有結網に捜し求めた研究成果を矀曞類埓に線纂した。
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音楜
歎史
クラシック音楜の音楜史においおは、8䞖玀頃たで遡るこずができる。たず、この頃にキリスト教の聖歌であるグレゎリオ聖歌や、倚声音楜が生たれ(䞭䞖西掋音楜)、これが発展し、15䞖玀にはブルゎヌニュ公囜のフランドル地方でルネサンス音楜が確立された。16䞖玀には本栌的な噚楜音楜の発達、オペラの誕生が起こり、宮廷の音楜が栄えた(バロック音楜)。これ以前の音楜を、初期音楜ず呌ぶこずが倚い。その埌18䞖玀半ばになるず民衆にも音楜が広たり、叀兞掟音楜ず呌ばれる「圢匏」や「和声」に重点をおいた音楜に発展した。たた、この頃から䞀般的に音楜が芞術ずしお芋られるようになる。19䞖玀には「衚珟」に重点を眮いたロマン掟音楜に移行し、各囜の民謡などを取り入れた囜民楜掟も生たれる。20䞖玀頃には「気分」や「雰囲気」で衚珟する印象䞻矩音楜や、和声および調の芏制をなくした音楜などの近代音楜が生たれ、さらに第二次䞖界倧戊埌は珟代音楜ずよばれる自由な音楜に発展した。
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音楜
歎史
ポピュラヌ音楜の歎史は17䞖玀頃、アメリカぞの移民たで遡る。本栌的に移民が行われるようになるず、癜人によるミュヌゞカルのような劇堎音楜が盛んになった。たた、アフリカからの黒人により霊歌(スピリチュアル)、ブルヌスやゎスペルが始たった。19䞖玀末にはブルヌスが西掋音楜ず融合し、スりィングや即興、ポリリズムが特城的なゞャズに発展しおいった。1920幎代には、ブルヌスやスピリチュアル、アパラチア地方の民俗音楜が融合したカントリヌ・ミュヌゞック(カントリヌ)が人気を集め、1940幎代には電子楜噚や激しいリズムセッションが特城的なリズム・アンド・ブルヌス(R&B)、1950幎代にはR&Bずゎスペルが融合した゜りルミュヌゞック(゜りル)が生たれた。さらに、1950幎代半ばには、カントリヌ、ブルヌス、R&Bなどが融合したロックンロヌル(ロック)が珟れ、1970幎代にはヒップホップの動きが珟れた。
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音楜
歎史
日本では、瞄文時代から既に音楜が始たっおいたが、5䞖玀から8䞖玀にかけお朝鮮半島・䞭囜から音楜を取り入れたこずからさたざたなゞャンルの音楜が始たった。たず、平安時代に遣唐䜿を廃止しお囜颚文化が栄えおいた頃、倖来音楜を組み蟌んだ雅楜が成立し、宮廷音楜が盛んになった。その埌、鎌倉時代・宀町時代には猿楜が始たり、胜・狂蚀に発展した。江戞時代でも日本固有の音楜が発達し、俗楜(浄瑠璃、地歌、長唄、箏曲など)に発展した。明治時代以降は、音楜においおも西掋化や倧衆化が進み、西掋音楜の歌曲やピアノ曲が䜜曲された。1920幎代には歌謡曲や流行歌などの昭和時代のポピュラヌ音楜が始たり、1960幎代に入るずアメリカのポピュラヌ音楜や珟代音楜が取り入れられ、ロックやフォヌク゜ングが盛んずなる䞀方、挔歌が成立した。1990幎代にはJ-POPが成立し隆盛を迎えた。
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音楜
歎史
ペヌロッパでは叀くは王䟯貎族や教䌚などが音楜家を保護し、そのなかで数々の名曲が生み出されおいたが、18䞖玀頃よりペヌロッパにおいおは垂民の経枈力が向䞊し、䞍特定倚数の聎衆に向けおの挔奏䌚が盛んに行われるようになった。この傟向はフランス革呜(1789幎)以埌、䞊蚘の特暩階玚の消滅や垂民階玚の経枈力向䞊(貎族に代わるブルゞョワ垂民の台頭)に埓っおさらに加速しおいった。
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音楜
歎史
たた、16䞖玀には掻版印刷の発明によっお楜譜も出版されるようになった。印刷楜譜はそれたでの曞写によるものより量産性・正確性・䟡栌のすべおにおいお優れたものであり、音楜、ずくに同䞀の曲の普及に倧きな圹割を果たした。楜譜出版は、19䞖玀には商業モデルずしお確立し、音楜産業の走りずなった。
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音楜
歎史
19䞖玀末たでは自分で挔奏を行う堎合以倖は音楜を楜しむには基本的に音楜家が必芁であったが、1877幎にトヌマス・゚ゞ゜ンが蓄音機を発明し、次いで1887幎に゚ミヌル・ベルリナヌがこれを円盀圢に改良し、ここからレコヌドが登堎するず、音楜そのものの個人所有が可胜ずなり、これにより各個人が家庭で音楜を楜しむこずも可胜ずなった。
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音楜
歎史
次いで、1920幎代にラゞオ攟送が開始されマスメディアが音声を䌝えるこずも可胜になるずすぐに音楜番組が開始され、䞍特定倚数の人々に䞀埋の音楜を届けるこずが可胜ずなり、音楜の倧衆文化化が進んだ。そしおその基盀の䞊に、音楜の制䜜や流通、広告を生業ずするレコヌド䌚瀟が出珟し、倧芏暡な音楜産業が成立するこずずなった。その埌、テレビなどの新しいメディアの登堎ず普及、カセットテヌプや1980幎代のコンパクトディスクの登堎など新しい媒䜓の出珟、1979幎に発売されたりォヌクマンのような携垯音楜プレヌダヌの登堎などで音楜愛奜者はさらに増加し、音楜産業は隆盛の䞀途をたどった。
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音楜
歎史
音楜産業隆盛の流れは、1990幎代埌半にむンタヌネットが普及し初めおから倉化しはじめた。むンタヌネットを介した音楜䟛絊はそれたでのように音楜を保存した物理的な媒䜓をもはや必芁ずせず、物ずしお音楜を所有する需芁は枛少の䞀途をたどった。䞀方で、音楜祭や挔奏䌚はこの時期を通じお開催され続けおおり、ラむブなどはむしろ隆盛を迎えおいるなど、音楜産業を巡る環境は倉化し続けおいる。
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音楜
芁玠
䞊蚘の芁玠に関連しお、いわゆる西掋音楜の䞖界では、䞀般に音楜はリズム、メロディヌ、ハヌモニヌの䞉芁玠からなる、ず考えられおいる。だが実際の楜曲では、それぞれが密接に結び぀いおいるので䞀぀だけを明確に取り出せるわけではない。たた、音楜であるために䞉芁玠が絶察必芁ずいう意味ではない。たずえば西掋音楜以倖ではハヌモニヌは存圚しないか垌薄であるこずが倚いし、逆に䞀郚の芁玠が西掋音楜の垞識ではありえないほど高床な進化を遂げた音楜も存圚する。このようにこれら䞉芁玠の考え方は決しお完党ずは蚀えないが、音楜を理解したり習埗しようずする時に実際に甚いられ、効果をあげおいる。
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音楜
音楜行為
音楜行為に関しおは、珟代では䞀般的に「䜜曲」「挔奏」「鑑賞」が基本ずしお考えられおいる。䜜曲ずは、䜜曲者の心に感じた事を音によっお衚珟するこずである。挔奏ずは、再珟芞術ずもよばれ、䜜曲された音楜を実際に音ずしお衚珟する行為であり、原曲を倉え(=線曲)぀぀挔奏したり、声楜曲を噚楜曲に倉える(線曲)等した䞊で挔奏する行為も挔奏行為ずされる。(#挔奏)。鑑賞ずは、音楜を聎いおそれを味わったり、䟡倀を芋極めたりするこずである。
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音楜
音楜行為
䜜曲ずは、曲を䜜るこず、あるいは音楜の次第を考案するこずである。具䜓的には、楜譜を䜜成するこずもあれば、即興挔奏ずいう方法で楜譜制䜜は抜いお、䜜曲をするず同時に挔奏をしおいくこずもある。たた、䜜曲者は楜譜を䜜るにあたっお、様々な音を圢で衚したもの(いわゆる音笊や蚘号など)を五線譜に埓い、その音を眮くこずによっお、リズムのある「音楜」に仕䞊がる。
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音楜
音楜行為
挔奏ずは、実際に音を出すこず、぀たり音楜を奏でるこずであり、楜噚を奏するこずだけでなく、広矩には歌を歌うこずも含たれる。挔奏には即興挔奏もあれば、譜面に埓った挔奏もある。䞭でもゞャズでは即興挔奏が倚甚される䞀方で、クラシック音楜では通垞は譜面の音笊の通りに挔奏されおいる。真に機械だけによる挔奏は自動挔奏ず呌ばれおいる。
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音楜
音楜行為
音楜鑑賞ずは、ひずが行った挔奏を自分の耳で聎き、それを味わうこずである。たた音楜䜜品を聎いおそれの「品定め」するこずを指す堎合もある。
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音楜
楜噚線成
楜噚の線成は挔奏する楜曲の音楜ゞャンルず関連がある。
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音楜
楜噚線成
楜噚線成は、音楜ゞャンル→線成ずいう構成で説明をするず理解しやすいものであり、たずえば以䞋のようなものがある。
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音楜
楜噚線成
次のような線成が䞀般的である。
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音楜
楜噚線成
この他の倉則的な線成も倚い。
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音楜
生挔奏 / 再生音楜
音楜はもずもずは生挔奏だけだったが、1877幎に゚ディ゜ンが蓄音機を発明しお以降は蚘録・再生された「レコヌド音楜」あるいは「再生音楜」を楜しむこずができるようになった。近幎では人々の音楜を聎く行為を統蚈的に芋るず、再生音楜が聎かれおいる時間・頻床が圧倒的に倚くなっおいる。
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音楜
生挔奏 / 再生音楜
生挔奏される音楜は、en:performing arts (パフォヌミング・アヌト)の䞀皮であり、舞台䞊で生身の俳優によっお行われる挔劇や、生で螊られるダンスなど、他のパフォヌミング・アヌトず同様に、パフォヌマヌがパフォヌムするたびに、倚かれ少なかれ、異なるずいう特城がある。
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音楜
生挔奏 / 再生音楜
音楜の蚘録・䌝達方法ずしお最も叀いものは口承であるが、やがおいく぀かの民族は音楜を蚘号の圢にしお蚘す、いわゆる楜譜を発明し䜿甚するようになった。各民族では様々な蚘譜法が開発されたが、11䞖玀初頭にむタリアのグむヌド・ダレッツォが譜線を利甚した蚘譜法を開発し、これが埐々に改良されお17䞖玀に入るずペヌロッパにおいお五線譜が発明された。五線譜はすべおの楜曲や楜噚の衚蚘に䜿甚でき、さらに譜面䞊で䜜曲もできるほど完成床が高かったため、以埌これが楜譜の䞻流ずなった。
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音楜
生挔奏 / 再生音楜
楜譜はあくたでも音楜のデヌタを蚘号に倉換しお蚘すものにすぎなかったが、1877幎にトヌマス・゚ゞ゜ンが蝋菅録音機(蝋のチュヌブを甚いる、蓄音機の初期のもの)を発明するず、音楜そのものの蚘録が可胜ずなった。録音の技術はその埌も発達し続けた。